最近ってそういうもん?

僕が美容師を志ざすきっかけはとてつもなく平凡というか不純な動機でした

その当時16才の僕は通信科の美容学校に通い中川区の個人サロンで務めだしたんです
決めた理由もここしか雇ってくれる処が無かったw
まぁ自分が経営者でもそんな年頃の続くか続かないかわかんない子供を雇うのは迷うと思うしリスクの方が大きいと思うんですよね

んでもその当時は今のように大型サロンなんてあまりなく『カリスマ美容師』なんて言葉自体生まれていない時代

平等な世界ではなく不平等な世界
実力をつけてアピールし、さらにオフの時間でも何時に呼ばれても二つ返事で向かい先輩に気に入ってもらえて仕事をふってもらえる
なんつー縦社会
なんつー不条理

そんなの当たり前で世の中を知らない少年の僕は社会はそういうものだと思って育った。。。

野心だけは強かった!!!
動機は不純でも目の前のやれない事をほっとくのが嫌いな性格と技術次第で上にあがれるっていう環境は僕にはもってこいだった

僕は結構明確な目標というか『美容師像』んで『スタイリスト像』ってのが自分の中に確固たるものがあり、そこに向かうために妥協もなく他に目もくれずホントに24時間中睡眠時間の3時間くらい以外は常に美容師としてのそのイメージに近づく努力をしてきたと断言できる
そう『断言』できるまでやりきってきていまでもそれはぶれていない

とある後輩スタッフを見てずっと思ってる事がある

​『本当にスタイリストなりたい?』

美容師やってるなら当然そこの立場になり自分の表現したスタイルを気に入ってもらいお客様に支持されたいって当たり前の感情だとおもうんですよね。

『最近の若い人』って使いたくない言葉で一括りにしては失礼なのわかってるんですが、両極端なんですよ

  • すごく惰性的でヴィジョンが見えない人
  • ​勘違いして自惚れが強くなる人
皆が皆そうじゃないのは知ってますが結構多い

とくにヴィジョンが見えない人。。。
そんな人と今日話す機会があってアドバイスだか喝だか疑問符だか色々話しました
彼自体デビュー目前なんですが技術から想いが伝わらない
『もっと気持ちいいシャンプーをしたい』とか『もっと早くカラーを塗りたい』とか『もっと綺麗にブローしたい』とか。。。

当然営業の中でスタイリストの先輩から注意されたりやり方を教えて貰ったりするんですが、一向に変わらない
変わらないってのは注意される前のまま

自分の中で目標をイメージできてる?

先にも語った『なりたい美容師像』ってのを聞いたら答えられなかった
正直ショックで、そういう部分を促してきたつもりで5年近く見てきた後輩が目標がなく願望も無かった
そりゃ営業の中での技術が変わらないと思う
変えるために練習が必要でもやりきれないと思う

なにより美容師でいたいのか、スタイリストになりたいのか独立したいのか会社に殉じてやりきりたいのか、全てにおいて『?』だった。。。

目標として示してこたのか??

彼のモチベーションなのか、それとも僕がそういう姿を示して来れなかったのかも知れない
後輩の憧れになれなかったのかも知れない。。
本来だと僕が彼にとってそういう存在になれていなければいけない。。

彼が今後続けてくのかいずれ辞めるのかそれすら僕にはわからないけど、僕が彼にできるのは『喝』をいれ、そして自分にも『喝』をいれそんなスタイリストの姿を掲示していく事

時間は有限で限りがある中で精一杯向き合った中に『楽しさ』とか『悔しさ』とかそういうものがその人を成長させると思うんですよね
情熱だけは負けちゃいけない年代ってあるんですよ
そこだけは誰にも負けないって想いがないと給与面も他業種に劣り時間も自由が少なくキツイ業界。
だからこそそういう確固たる気持ちがないと続けれないと思います

んで、そんな気持ちのスタイリストじゃなきゃお客様に携わる資格はないと思う

燻る時もある
情熱が薄れて全てが無意味に思う事もあると思う
他の楽な道に逃げたいと思う事もあると思う

迷う時は誰にでもあるんだけど、そんな時はやっぱり『キツイ道』『逃げたい事』を選ぶべき
その方が人の生き方として『美しい』と思う。

圧倒的な努力の向こうに楽しさはついてくるんです

自分に言い聞かす意味も含めて思いの丈をぶちまけました


オイッ!!しみったれてんじゃねーよ!!!!


本気になれ!!!


牛歩的な成長だろうが前には進める
んでも立ち止まるのは良くない

正しかろうが間違ってようがとにかく前進してく事

頑張ってもらいたいです

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